4月の和菓子

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    ひとひら 

    名(めい)は「ひとひら」

    なんという美しい響きでしょう・・・
    柔らかさが強調される和菓子ですが、凛としたその姿にも見惚れてしまいます。

    そして流れる様なラインは、熟練の和菓子職人さんによるものだと一目でわかります。

    このような細工が施される和菓子を「練り切り」と言うそうです。
    白餡をベースに作られています。

    優しく扱わないと・・・
    ほらね・・

    左端は、箱から菓子器に移す時、うっかりつまんで付いた黒文字の跡でしょうね。
    よく見ると右端のお菓子の底にも付いています。

    出来上がったお菓子は、整然とフィルムごと並べられているので、
    優しく手で持ち上げて、細心の注意を払わなければなりません。

    もちろん、作られている職人さんは箱に並べるまで気が抜けない事でしょう。

    そうして和菓子やさんから届いたお菓子を、いかにそのまま菓子器に移すか・・・。
    もちろん、お客さま側から見て、バランスよく並べなければなりません。

    その扱いも、勉強になりますね。





    3月の和菓子

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      咲き分け 

      咲き分け

      同じ株から異なる色の花が咲くことを咲き分けと言うらしいですが、
      この2色は何の花でしょう・・・

      紅白の梅とも違うし・・・

      こんなふうに眺めてみると、やはり梅ではなく桜をイメージした様に思うのですが、
      作り手の紫野源水さんにお尋ねしなくてはネ。(笑)

      中はあっさり粒餡で美味しく頂きました。

      うばたま

      こちらは亀屋良長の烏羽玉(うばたま)です。

      艶っとした、この烏羽玉は黒糖入りのこしあん製。

      お稽古に来られた方が差し入れして下さいました。
      「美味しいうちに頂いちゃおう〜!」
      って事で、この日は主菓子の咲き分けと烏羽玉2つを一気に・・・(笑)

      もちろん、このあとは美味しいお薄を頂きました。

      障子から薄っすら春の日が差して、お釜や柄杓から湯気が揺れる様子にほっとします。




      3月の和菓子・その2

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        春の野 

        春の野

        柔らかな春の色合いを使った和菓子です。
        画像からもしっとりした食感が伝わります。

        こういうお菓子は中身のグラデーションも美しいです。
        お行儀が悪いので中身はなしです。(笑)

        供茶

        3月は利休忌です。(旧暦は2月28日)
        菜の花と供茶の様子です。

        おぼろ饅頭

        利休忌に使われる朧饅頭(おぼろまんじゅう)です。

        蒸してすぐ表皮をめくり、この様な表面になります。

        おぼろ

        お饅頭なので手でちぎって頂きました。

        茶カブキ

        こちらは、七事式(茶の湯の稽古法)の一つ、茶カブキです。

        まず、二種類の濃茶の試茶をして味を覚えておき、
        次に本茶三種類(前の試茶二種にもう一種加えた濃茶)を頂きます。
        そして、その味をききわけます。
        何の確信もなかった私ですが正解しました〜!

        でもね、お濃茶5服は結構お腹にきます。

        皆さんと楽しい時間でした〜。

        3月の和菓子

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          下萌 

          下萌(したもえ)

          冬の大地から春の息吹を感じる和菓子です。
          うっすらとした緑がそれを表しています。

          ひなまつり

          代表的なおひなまつりの和菓子、引千切(ひちぎり)です。

          この日のお稽古は夜でしたので、桃色のひちぎりは既になくなっていました。
          (お味は同じですが桃色の方が人気だったのでしょう。)

          お内裏様だけで少し寂しそう・・・

          すっかりお茶のお菓子のUPが空いてしまったので、引き続きお茶のお菓子をお楽しみ下さい。



          1月と2月のお菓子

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            花びら餅 

            花びら餅

            今頃になってしまいましたが、1月初稽古の主菓子は花びら餅でした。

            花びら餅は白味噌の餡をゴボウと共に包んであります。
            初めて食べる方は、見ても食べても驚かれるかもしれません。

            京都の和菓子に塩気の入った餡は珍しいのではないでしょうか・・・。
            それと、真一文字のごぼう入りですから。

            でも、このあとはとってもお茶が頂きたくなります。
            1度に甘さと塩気を味わうのですから。

            もちろん、初稽古のお茶は美味しく頂きました。

            菓子器

            こんな素敵な菓子器に入って出されます。

            掛け軸・昇竜

            前後してしまいましたが、初釜のまま残しておいて下さったお軸です。
            「昇龍」と書いてあります。

            書かれた方は御歳89歳!
            力強い筆さばきに圧倒されます。

            梅日和

            1月最後のお菓子は梅日和でした。

            先生のお宅のミニ黒板に今日のお菓子は「薯蕷饅頭・梅日和」と書いてあるのを見て・・・
            え、何?難しい名前・・・
            先生にお尋ねしたら「じょうよ饅頭」です。と、教えて下さいました。

            「ああ〜、山芋ですね〜。」と納得!

            今まで上用饅頭だと思ってたけど間違ってたのかな・・・恥ずかしいな〜

            と思い、調べたらどちらでもよいらしい。
            勉強になりました〜。

            ちなみにこのお饅頭のどこに山芋が使われていたかというと、
            この柔らかなお饅頭の皮に使われているのが薯蕷(山芋の事)だそうです。

            もちろん、美味しく頂きました。

            2月の主菓子はうっかりカメラを忘れたので、画像無しですが、
            此の花・・・紅白の梅をイメージしたきんとんでした。

            そして、またまた今週もカメラを忘れましたが、私のだ〜い好きなわらび餅のお饅頭でした。

            来週は忘れずにカメラを持っていかなくちゃ!



            12月のお菓子

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              寒椿 

              お茶の主菓子の更新も空いてしまいましたが、こちらは紫野源水さんの寒椿。
              柔らかな羽二重もちの中には白餡が入っています。

              主菓子

              クリスマスにちなんで聖夜と名のつく主菓子です。
              このお菓子を頂いたのは、20日過ぎ・・・
              一目でクリスマスのお菓子だとわかりました。

              お茶のお菓子にもこうして新しさが加わるのですね。

              生花

              床の間のお花が・・・
              というか、この葉があまりに美しいので、こちらも画像に撮らせて頂きました。

              画像で伝わらないかもしれませんが、見入ってしまうほど美しい紅葉と色のグラデーションでした。

              先生にお尋ねすると、ドウダンツツジということで今年は珍しく紅葉したそうです。
              後ろの壁の色にもよく映えています。



              11月のお菓子・木枯らし 12月のお菓子・寒牡丹

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                木枯らし 

                紫野源水さんの木枯らし

                紅葉した葉に白餡が包んである、主菓子です。
                白餡は粒のままで豆の風味がしっかりします。

                寒牡丹

                紫野源水さんの寒牡丹

                茶巾に絞って作られている牡丹に見立てた主菓子です。
                切り分けて頂くと、中身のグラデーションが美しいです。

                萩焼

                私は都合で参加させて頂けなかったのですが、
                先週のお茶事で使われたお茶碗を拝見させて頂きました。

                萩焼

                お茶碗は萩焼き、陶芸家の坂田泥華氏の作によるものです。

                この初冬にぴったりの色合いです。

                箱書きされているということは、お墨付きのお茶碗とうい事・・・。
                字も美しい〜。


                御座候

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                  御座候 

                  御座候

                  京都高島屋の食品売り場へ行くと、帰り際に時々買う甘もの・・・
                  その名も御座候!

                  御座候

                  中身はこんなに粒餡がたっぷり〜♪
                  薄い生地が破れていない所も素晴らしい。
                  そして1個80円というコストパフォーマンス!

                  私は照りが出るほど甘い粒餡は苦手なので、
                  この餡はだ〜い好き!
                  こんなに沢山入っているけど、最後の一口まで美味しく食べられる。

                  いつも並んでいる人がいるので、出来立てのホカホカ状態で持ち帰る。
                  帰ってからもほんのり温かい・・・
                  でももっと熱々で食べたい時は、レンジでチン!そしてトースターで軽く焼く。
                  外側の皮がパリっとなって焦げ過ぎない程度に焼いて、熱〜い緑茶と頂くとほっこり〜♪

                  この御座候・・・売り場はいつも忙しそうで行列が出来ている。
                  私は焼いている方も、お会計をして下さる女性の方も見るのが好き!
                  どちらもリズムよくお仕事をなさっていて、その手さばきに見惚れてしまう。

                  まさにプロフェッショナル!





                  京の松

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                    京の松 

                    伊勢源六たちばなや・京の松

                    こちらは表千家北山会館で11月30日まで開催の「茶の湯 家元の四季」で頂いたお菓子です。

                    松ぼっくりの形をしているこのお菓子の食感は、予想に反して・・・
                    固いと思って口にしたら、少しもちっとしていて固めのマシュマロのような食感でした。
                    そして黒糖の風味・・・

                    京の松

                    一服を頂いてから、ゆっくりお茶のお道具を鑑賞させて頂きました。

                    素晴らしいお道具類の多くはショーケースからの鑑賞となりました。
                    「手にとって眺めてみたいな〜。」との思いを寄せながら1時間近くがあっという間に〜。

                    でも、さすがに「使ってみたい・・・」との思いは起こりませんでした。
                    恐れ多くて・・・(笑)

                    千家十職の技術と思いの詰まったお道具の数々・・・
                    それには気の遠くなるような工程が・・・

                    モノを作るって素晴らしいな〜。
                    それを人の手によって大切に守り伝えてこそ、よりお道具が光を放つのだと思います。
                    決して派手さはないけれど、まさに日本の美を感じる時間が持てました。



                    11月のお菓子 初霜

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                      主菓子 

                      紫野源水さんの初霜

                      秋が深まる晩秋・・・
                      澄み切った空気を感じる早朝に降りた初霜・・・

                      紅葉が進み、細かな粒子の霜がこのお菓子に表れています。

                      画像では分かりにくいですが、霜は凍り餅の粉が繊細に振ってあるようです。
                      中身はあっさり粒餡。

                      茶室は炉にかけた釜の湯の沸く音・・・湯気・・・
                      お部屋の中にいるからこそ感じる空気です。

                      いよいよ冬到来〜

                      みそ松風

                      お稽古にいらっしゃる方々が時々差し入れをして下さいますので、
                      お菓子のお盆は賑やかです。

                      こちらは味噌松風と茶団子・・・
                      他のお菓子も持ち帰り、美味しく頂きました。



                      出町ふたばの豆餅

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                         豆餅

                        ふたばの豆餅

                        久々の豆餅!
                        やっぱり美味しかった〜♪

                        日曜の午後から主人と賀茂川へウォーキングに出かけた。
                        その帰り際の会話・・・

                        「並んでるかな・・・」と主人。
                        「どうやろ・・・」と私。
                        「ま、通って帰ってみるか!」

                        この、並ぶか並ばないかの言葉が入っているだけで、場所がわかる。(笑)
                        近くを通るといつも行列を見ては、あきらめる事がしばしば。(行列苦手〜)

                        で、行ってみた!
                        時間はうっすら暗くなる夕方5時を過ぎていた・・・
                        やった!並んでいる人は5,6人くらい!

                        わっ、豆餅ある〜!よく見ると栗餅も・・・えっ、あと5個で売り切れか〜。
                        並んでいる2人が、栗餅をお買い上げだったので、惜しくも栗餅は買うことが出来なかったけど、
                        豆餅はゲット!(やった〜!)

                        久しぶりの豆餅!
                        相変わらず美味しい〜。噛み締めるように食べた。
                        中身の画像はなし・・・
                        だって食べてる途中で画像を撮るのって美味しさが減ってしまうから。(笑)

                        普段、昼間はとてもじゃないけど、あの行列に並ぶ気はしないので今回はラッキーだった。

                        豆餅は絶対に当日の作り立てに限る!
                        このしっかりしたお餅の食感と赤えんどうの丁度いい塩気。
                        甘すぎない漉し餡。
                        丁度いい美味しさは、舌にピタッ!とくる!ピントが合ってる美味しさ!
                        そして余韻が残る・・・

                        栗餅だけは11月で終わりなので、近いうちにもう一回賀茂川へウォーキングに行かなくては・・・
                        もちろん、午後の遅めの時間が狙い目!ふふ・・・






                        11月のお菓子 紅葉

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                          もみじ 

                          紫野源水さんの紅葉

                          「もみじ」をかたどった主菓子です。
                          中身は白餡で、まったりとしています。
                          黒文字で切って頂く時に、中身の白餡とのグラデーションが美しいです。

                          今年は11月に入っても暖かな日が多かったですが、ようやく京都も秋らしくなってきました。

                          もみじ

                          秋らしく、いろとりどり・・・





                          亥の子餅

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                            うずらもち

                            紫野源水さんの亥の子餅

                            11月からのお茶席は、風炉から炉に変わり、ゆっくりと季節の移り変わりを感じます。

                            冬支度が準備出来た11月初めのお菓子は亥の子餅でした。

                            柔らかなお餅の中は漉し餡で、優しい味わい・・・

                            昔、陰暦10月の亥の日(新暦は11月)亥の刻に、お餅を食べると万病を逃れ、猪の多産にあやかり子孫繁栄するとも言われたお祝いの行事となっていたそうです。

                            この季節にしては暖かすぎる日が続いていましたが、炉のお稽古が始まったこの日は、
                            背中にひんやりとした空気を感じることが出来ました。

                            ああ、11月に入ったんやな・・・と。



                            10月のお菓子 菊日和

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                              饅頭 

                              菊日和

                              秋の白菊をイメージした上用饅頭です。
                              外側の皮は指に付くほどしっとり柔らかです。
                              そして中身はあっさり漉し餡。

                              ふわっとしているので、食べる時もおのずと優しく味う様に・・・
                              上品な甘さのお饅頭です。


                              みそ松風

                              こちらは、「松屋藤兵衛」の紫野味噌松風(むらさきのみそまつかぜ)です。

                              白味噌と大徳寺納豆の塩気が利いた、もっちりした固めのカステラ・・・
                              こんな表現しか出来なくてすみません。

                              もっちりの度合いは引きちぎれるような弾力があり、
                              お茶を頂きたくなるお菓子です。

                              かつて織田信長が本願寺攻めの際、食糧不足の為に作られたとの説があるそうです。
                              なるほど!甘さ、塩気に納得!非常食やカロリーメイトにも通じるものが・・・
                              言い伝えのある京菓子の一つです。
                              (ちなみの他の説もあるので、ご興味のある方はお調べになって下さいね。)




                              10月のお菓子・栗きんとん

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                                栗 

                                紫野源水さんの栗きんとん

                                先日、いつもお世話になっているヤマトのドライバーさんからこんな質問が・・・

                                「ブログ、いつも見てますー!どれも美味しそうで目移りしてしまいます〜!」
                                「で、あの和菓子は・・・」

                                「あっ、あれはお茶のお稽古で先生のお宅で頂くお菓子です。」(笑)

                                同じお菓子繋がりということで、季節を感じる京菓子は目にも楽しい〜
                                せっかくなので、ブログにUPしよう!と。
                                でもデジカメ持って行くのをすぐ忘れてしまって、残念ながらチャンスを逃したお菓子も。

                                今回の主菓子は「栗きんとん」でした。

                                栗きんとんは、しっかり栗の味がして美味。

                                お茶を美味しく頂く為のお菓子・・・
                                お茶が主役・・・でも私の中で、今回は栗きんとんが主役でした。
                                中身は漉し餡。

                                和菓子屋さんによると、主菓子は三口くらいで食べるのが良いそうです。
                                今回は特に名残惜しく、最後の一口で秋を満喫しました〜。

                                ちなみに紫野源水(むらさきのげんすい)さんは、京都の老舗の和菓子屋さんです。
                                先生のお宅と割合近いので、こちらのお菓子を頂く機会がよくあります。
                                店頭に並ばないお菓子も作って頂いたり・・・(幸せ〜)

                                付け加えますが、お茶のお稽古といっても気楽にお茶とお菓子を頂きに行くだけの私です。
                                先生はいつもにこやかに迎えて下さいます。
                                いつもお会いする皆さんとも楽しくお話をして、お茶から帰ってくるとすっきりとした気持ちになります。
                                と、まあその後は急にモード切替で夕飯の支度ですけどね。

                                こんな日常があり、ありがたいことです。





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